⑦ 木造部分だけじゃなく、「基礎」も「地盤」も大事!
文字通り、建物を支える「礎(いしずえ)」です
どんなに木造部分が丈夫でも、「基礎」と「地盤」が弱ければ、被害が拡大
●いつ建てられたかで、基礎の造りがおおよそ分けられます
基礎のひび割れや破損は、その状態にもよりますが、
大地震の際に建物の木造部分に甚大な被害をもたらす可能性があります。
基礎は地面という海に浮かび、上部の木造建物という荷を載せている船
のようなもの。しっかりとチェックしましょう。
●造成地で、盛り土した地盤・埋め立て地など、要注意
傾斜地でひな壇状に造成した地盤では、不同沈下を起こす場合があります。
この場合、基礎だけで無く建物全体に以上が発生します。
●お住まいの地盤の実態を知っておきましょう
地盤の実態によっては、地震の際の揺れ方が激しくなります。
しかし、住宅に地盤の善し悪しと基礎構造への反映が求められ始めたのは、
ごく最近に過ぎません。昔はどのような地盤であろうと、
建物の規模等だけで基礎の在りようが決められてしまっていたのです。
例えば、堆積層の場合、揺れが大きくなります。
砂礫層だと、液状化現象を起こす可能性があります。
崖地なら地盤が崩落することもあります。
国分寺市は野川をはじめ、河川が存在した豊かな土地ですが、
その分、「堆積地」や「開発による埋め立て地」も多くあります。
緩やかな地形の低いところが大昔湿地や水路であった場所も多くあります。
また、河岸段丘による「ハケ」と呼ばれる急傾斜地も多く存在します。
その土地がどのような歴史でできて、どのような土壌で、
どのように存在するのかを知っておくことはとても大切です。
今、インターネット社会になり、このような情報は簡単に調べることが
できるようになっています。
国分寺市のハザードマップをはじめ、「今昔マップ」など
WEBで情報を集めることと、
専門家の意見を聞いておくことが大切です。
日頃から周辺地盤の状況をチェックすることを
習慣づけておきましょう。
マメ知識「住まいの強さに不安が生じたなら」
国分寺市では、
木造住宅の耐震診断が、市民なら無料で受けられる制度等を
設けています(国分寺市木造住宅耐震化支援事業)。
以下のWebページをご覧いただき、
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/jutaku/1027860.html
まちづくり推進課へお問い合わせ下さい。
電話:042-325-0111(内線453)
「国分寺市木造住宅耐震診断士会」の
総合防災訓練ページは、
これで終了です。
ご覧いただきありがとうございました。